フローターを買おうか、または他のボートにしようか悩んでる方。まずは自分の釣りスタイルを考えてみましょう。
フローターの長所 | フローターの短所 | カヤックの長所 | カヤックの短所 |
軽い | 広範囲を探るのが苦手 | 広範囲に探れる | 止まってられない |
止まっていられる | パンクの可能性 | 移動速度が早い | キャリアが必要 |
収納に場所を取らない | タックルの積載に限界がある | 重い | |
どっからでも入水できる | 移動速度が遅い | 収納に場所を取る |
フローターは撃ちの釣りと数釣りが得意です。反対に広範囲に探るトップウォーターや巻きの釣りにはカヤックのほうが有利です。ただ、野池のように狭い場所であればどの釣りも楽しめます。
霞ヶ浦本湖や流入河川などでやる場合は、上記を参考に考えてみてください。
この記事では、長いことフローターやってる私が選んだフローターを紹介します。
BeeBoat社製のおすすめポイント
今回購入したのはBeeBoatのBEE PVCフローター130UP-TF/TUFF BODY オール付という、2022年のニューモデルで、実はこんなモデルができるのを密かに待ってたんです!
でも待ってください!最初からこれをお勧めするわけではないので、最後までお読みください。

これを選んだ理由は、キールがなくなったことと、熱熔着のタフボディが採用されたからです。
とりわけ熱溶着は、安全のために一番重要と考えてます。
キールは浮草や水草を拾ったり、沈んだ杭や石に引っかかることもあるためない方がよく、キックで進まなきゃならないような浅い場所で引っかかる可能性が高そうです。
ボンド接着は経年劣化による接合面の剥がれが一番怖くて、本体が裂けてしまうと一気に沈むため、いつも一人の私にとっては重要なポイントでした。
あと今回座面サイズが50cm/38cmとスリム化されたということです。素材は0.7㎜厚のPVC。
この生地の厚みが重さに比例するため、バイソンウェーブより軽いのが特徴です。
バイソンウェーブはゼファー時代から熱溶着で頑丈にできてる印象ですが、重たいのが玉に瑕。
ただ古いゼファーだとボンド接着のものがあるので、中古で購入するのはやめておいた方が無難。
私にとってフローターは軽量コンパクトであることが一番重要なので、約8㎏は魅力的でした。
熱熔着は重くなりがちで、この軽さとコンパクトさは他社では見られません。
オールは使うかわからないけど、万が一フィンを落としてしまった場合はあると助かります。
あと泥で進めない所もオールがあれば進めたり、足が疲れたらオールで漕いでもいいですね。
Bee製品の購入を考えてる方は、配送じゃなくて直接倉庫に取りに行くことをお勧めします。
気さくな社長さんが対応してくれますよ!
フーターズ V型 フローター 熱溶着モデル
もし今回が初めてのフローターなら、フーターズ V型 フローター 熱溶着モデルもおすすめです。
おすすめ理由は安さと熱溶着モデルだから。ボンド接着よりも熱溶着の方が丈夫です。
少々大きくて重いのが難点ですが、とにかく価格が安いので手を出しやすいと思います。
BeeBoatにも軽量コンパクトなワンテンフローターがあり、こちらはなんと4.2㎏と超軽量。
ただボンド接着です。それでも軽さは最大の魅力ですよね。
初めてのフローターなら小型を選ぶ
大は小を兼ねるとは言いますが、フローターに関しては断然小さいのをオススメします。
フローターが大きくて得なことはあまりないからです。
ポイントを絞り込んで小場所を攻めると考えれば、小さいに越したことはありません。
霞ヶ浦のような広いフィールドでもO型フローターで問題なく浮けます。
タックル満載のフローター担いで徒歩で移動したり、高い場所から降ろしたりする時も小さい方が楽。
入水がスロープ限定だと限られた場所しか浮けないので、せっかくのフローターの良さが半減してしまいます。
そのため大きく移動するなら車の方がいいと思います。
O型フローター
O型フローターも比較的安全です。
理由は、車のタイヤチューブは破裂する可能性が低くて、穴が開いても徐々に抜けてくことが多いためです。
なので空気が抜け始めてから上陸するんでも十分間に合います。
今まで何度かパンクは経験してますが、完全に沈んだことは一度もありません。

タイヤチューブさえ交換し続けていれば、25年経った今でも現役で使えてますよ。
軽いし小回りきくしほんと便利なんです。
残念ながら今現在タイヤチューブを使ったO型フローターはありませんが、ロストレイクのO型フローターはまだ販売されています。
このチューブはPVC製で、Beeのフローターと同じ材質です。
このチューブがパンクしたら次は車のタイヤチューブを入れればいいですよ。
価格重視なら、これがもっとも手を出しやすいフローターですね。
もし次に大型フローターに乗り換えた時も、このフローターは小場所専用にすれば無駄にはなりませんよ!
ただ安いU型フローターはやめた方がいいですね。パンクしたらゴミになる可能性が高いので。
フローターにエレキは必要なし
極端な言い方かもしれませんが、フローターにエレキは必要ないと思ってます。
理由は、もし一人で浮いてる時に突然パンクしたら重すぎて一気に沈んでしまうからです。
エレキをつけたければ、ポリ艇のカヤックやフロートボートの方がむしろ安全に楽しめると思います。
エレキは引っかかって座礁することがあり、常に数名で浮くのであればいいですが、一人で浮くことを考えればない方がいいですね。
例えばゴムボートにエレキを付けた場合なら万が一破裂して沈んでも、ライフジャケットで体は守られます。
でもフローターは、フローター本体が体にくっついて抜け出せない可能性が高く、しかも重たい装備に体を持ってかれたら沈んでしまいます。
最悪タックルは諦めたとしても、命は守りたいですよね。
なので安全第一に考えると、エレキはない方がいい。バッテリー切れた時帰れないと困るし。
もし広範囲を探りたいのであれば、アルミやカヤックやフロートボートをお勧めします。
それならパンクは回避できるので、あとはバッテリー切れだけ注意すればいいですね。
フローター体験やってます
この夏フローターを始めたいと考えている方は、体験もやってますのでぜひお越しください!
まずは体験してからフローターを選んでも遅くはありません。
早まって中古のフローターなど買わないようにしてくださいね。